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Note 28 アマチュアアニメに関するコーナーです。 ( amateur ) [ RESPONCE: 87 of 108 ] Title: 第26回アニ研連上映会:kenren26(Closed) Subject: EVER は... Bytes: 4471 Date: 1994/01/06 15:58:36 Author: AAA00019(Onogin ) 一昨年の上映会での未完成版は、富士から返ってきたフィルムに直接 (エディターで見てフィルム面に直接)カット番号の書いたシールを 貼って、新たにスプライサーを購入し平行作業でどんどん繋いだだけ の物が出来たのが2日前で、それも、3分ごとにあの現像の時に付い てくる白いリールに巻いて、3分間の間だけでアフレコ・音入れをし ていきました。だから、声の女の子は前日の終電でかえりました。 その後、上映会当日の2時頃まで、3分毎にまとめられたフィルムに 効果音を重ねていき、60分全てが繋がったのが本来上映開始時間で ある3時16分(だったかな?)ころ。 ようするに、繋がったフィルムは1度も見ずに、動画が書いたタイム シートの前後に予備の1秒の止めフィルムを付けたまま、なんの編集 すらせずに出したのが未完成版だったのです。 音入れの後半映写機の調子がわるくなり、どうしても音楽が割れてし まう状態になってもかつ強行して、後半15分には音楽以外の効果音 はすべて諦めて...。 あの回の上映会に出品するのが決ったのが、夏休み前の評議会だった ようなきがしますが、それから撮影台を制作し、10月から2ヵ月間 数人がラボに止まり込み、朝のウゴウゴを見終わったら眠り、正午に 再び起きて撮影、の毎日でした。あの、ファイトの収録の時もうちは 5〜6人で行きましたが、ちょうど撮影3人+背景2人が不眠の状態 で制作中で大分欲求不満が高まっていて、たまたま僕が通信の画面を よんでいたら、その情報があって、これは「いくしか!」と見んな赤 い目をしたまま、「今日の睡眠は止めにしよう!」とかいいつつ会場 まで行ったのです。 なにがいいたいのかと言いますと、夏の段階ではそれほどまで撮影が 大変になるとは想像すら付きませんでした。それで、がんばればなん とかなると思っていたのですが、がんばってもなんともなりませんで した。決してさぼっていたわけではないし、だれも先の事なんてわか りっこなかったんです。 でも、研連のほうの圧力はかなりのものだったわけです。なにせ1時 間の枠でしたし、あの回は出品数がすくなくって、これで EG が落ち たら...。というか、EG のために、昼前から上映をするのだからうん たらとか言われていましたから、本当はあの出来では人に見せたくな かったのですが、見せざるおえなかったということです。 まあ、全ては私の読みの甘さゆえのことですが、WAFL内としてもあの 冬の上映会をゴールとして考えないとWGを取り止めにするという案も EGを取り止めにするという案もありましたし... しかし、一度表に出たものは、その時点で印象が決ってしまうのも事 実。あの時点で、やたら長いカット割とかが皆の心に残っているはず。 「早稲田映画祭」(早稲田の10コぐらいの映画サークルが集って年 に一度コンテストをする)で一般部門では、数ある実写を抜いて1位 になった関係から、実写のプロの監督に(強制的に)見られてしまっ て、まぁ、良くないところがいっぱいありましたから、そこはつつか れましたが、カット自体の長さは気にならなかったと言ってくれまし た。問題は、後半海へ行くまでの描写が足りないということだったの ですが。つまり、なぜ海へ行くのか、そこらへんが伝わってこない。 私も、それは認めます。このへんは1989年ころに問題になった ところですので、いろいろ対策を考えましたが、結局今のようになっ てしまったのです。 ああっ。なに書いてんだかわからなくなっちった...。 ようするに、完成版を上映したいのはやまやまだが、同じ観客である 以上、最初に見た印象っていうものはもう変えられないというわけで すね。だから、作った以上はどんな否定的な意見でも本当は欲しくて たまらないのだけど、完成版でない以上その意見も留保されたままだ し、たとえ完成版を出したところで、観客は「もうこれは知っている」 としか見てくれないだろうから、監督としては複雑な思いであるとい うことです。スタッフも結局自分たちが作ったものに良いという評価 がまったく感じられずに、早稲田の上映会でも「EGはやめよう」とか 言うしまつ。まぁ、それでも全体としてはせっかく作ったからと、出 す方向には向くが、達成感みたいのがぜんぜんなかったので、次回作 へ結びつくようなことはなかった。ようするに、完全個作体制になっ てしまった。というのが、私の失敗。 結果的に、早稲田祭とかでは好評だったことや、コミケで50本全部 売れたことは、少なからずスタッフにとっては朗報だったと思います が、完全個作体制が今更変わるわけもないし。WAFLは大変ヤバイ時期 に来ています。 結局1年どうしのゴタゴタが、分裂という形で終わってしまったし。 まぁ、私も職を失ってしまうし...。あんまし、いい事が少ないので、 このごろ書込も少ないわけです(^_^;) >にしても、今回の研連上映会で上映されなかったのは、「長すぎるからやめろ」 >とかいう圧力があったわけではなくて、なにか思うところがあって上映を辞退 >したのではないか、と理解しているのですが。 の答えは、こんなものです。 だから、今からでも、1時間で良ければどこか上映させてくれないか しら。 おのぎん