ルービックキューブ/リベンジ/プロフェッサー


解説

ルービックキューブ ( Rubik's Cube )は、ハンガリー首都ブダペストの美術工芸アカデミーにいるエルノー=ルービック氏が1978年に発明しました。日本では1980年7月25日にツクダオリジナルより発売され、またたくまに100万個以上を販売するブームとなりました。ただ色を揃えるだけの単純なルール、どの面も自由に回る不思議な構造など、魅力は色々あると思います。
バラバラにかき混ぜられた状態から自由自在に6面が揃った状態に戻せる人をキュービストと呼び、ツクダオリジナルより認定書が発行されています。有名人の中では萩本欽一さんなどはかなり若い番号を持っています。machanはNo.3491でした。2001年現在も発行され続けており、会社の同僚が先月発行して貰った番号は21000弱でした。認定書の貰い方:ツクダオリジナル純正のルービックキューブの商品外箱に「スーパーキュービスト認定書引換券」というのが付いてます。色を崩したキューブを持った上半身写真と揃った状態の写真の2枚、引換券、500円分の切手(送料と認定手数料)、住所氏名電話番号も同封して、〒111-0023 東京都台東区橋場 1-36-10 ツクダオリジナル お客様相談センター ルービックキューブ係 まで送ります。
最初のブーム当時は、リベンジやプロフェッサーについても認定書が発行されていましたが、再販されたリベンジには引換券などは付いていません。(machanはリベンジは確か600番台、プロフェッサーは50番くらいだったと思います)
「本物」のルービックキューブは、 Seven Towns という会社が World Wide のライセンシーです。日本においてはツクダオリジナルが販売を許可されています。
ルービック教授はルービックキューブに続けて、リベンジ/プロフェッサーという同系列のパズルや、それ以外にも様々なパズルを開発しています。ここではまずルービックキューブとそのファミリーについて解説します。ルービック氏のキューブ以外のパズルについては立体パズルコーナーを御覧ください。

ルービックキューブ : Rubik's Cube

[ルービックキューブ写真:Progressive-JPEG:240x180pixels]

一番最初に生まれたのが、立方体が3×3×3のコマに分かれているルービックキューブです。
ツクダオリジナルから販売された純正品も現在まで様々なタイプが存在しました。類似品も含めたコレクションをオリジナルルービックキューブと3x3x3のファミリーで御覧ください。
バラバラの状態からルービックキューブの6面を完成させる方法は、初心者向きのものから上級者向きのものまでいくつかあります。練習方法も合わせて、キューブの作り方ページを用意しました。ルービックキューブの構造の説明やメンテナンス方法なども書いてあります。(これから書きます)。現在練習している方法は、Jessica's Method という方法で、2001年7月23日現在のベストタイムは、10回の平均(12回計測して最大最小を省き平均した後補正の為に0.5秒を加算)で29.2秒です。
ルービックキューブが世に出てからおよそ20年間。色々な大会に出たりテレビに出演したりしました。その辺りの話は大会出場テレビ出演などのページをどうぞ。

ルービックリベンジ : Rubik's Cube Revenge

[ルービックリベンジ写真:Progressive-JPEG:240x180pixels]

ルービックキューブをクリアしてしまった人たちへ向けてルービック教授が新しくつきつけた挑戦状、それがルービックリベンジ ( Rubik's Cube Revenge ) [ルービック教授の復讐]です。ルービックリベンジのコマの混ざり具合の組み合わせは、パッケージによれば7,401,196,841,564,901,869,874,093,974,498,574,336,000,000,000通りあるそうで、それゆえルービックキューブより100万倍難しいとうたっています。
各面が4×4に分割されているリベンジは、最初見た時はキューブ同様「中どうなってるんだ?」という疑問が涌きました。ルービックキューブと同じ様に考えてしまうと、各面をささえる中央パーツが存在しない為、実現不可能な構造に見えます。作り方も同様に、ただ1列増えただけで難易度は格段に上がっていました。
2001年7月現在、ルービックキューブ誕生20周年を記念して、復刻版のリベンジが販売されています。オリジナル版とはロゴが異なり、現在発売中のルービックキューブと同じロゴが付いています。

プロフェッサーキューブ : Professor's Cube

[プロフェッサーキューブ写真:Progressive-JPEG:240x180pixels]

各面が5×5に分かれており、パーツ総数は実に5×5×5-3×3×3-6=92個もあります。ルービックキューブとルービックリベンジで基本をマスターしていれば、時間がかかるだけで揃えること自体は簡単です。リベンジ発売後の1983年頃に登場しましたが、純正品としては現在は販売されていません。

ミニキューブ : Rubik's Mini Cube

[ミニキューブ:Progressive-JPEG:240x180pixels]

2×2×2の立方体からなる簡単なキューブです。大きさはまさにルービックキューブの2/3くらいです。
なお、商品名キュービック・パズルという名前で1981年当時ツクダオリジナルから発売されていた商品は、各面がポパイやオリーブの絵になっており、大きさもルービックキューブと殆ど同じでした。

立体キティちゃん

写真はありません(買っていません)

2001年現在日本で発売されていますが、2×2×2の回転構造はそのままで、全体のフォルムを立方体ではなくキティちゃんにした物があります。色ではなく形を合わせるパズルのため、どれがどこのコマか判り辛く難易度はミニキューブよりは高いです。
ツクダ以外の海外の製品では、STAR WARS episode I のダースモールとか、ディズニーのキャラクターの立体キューブがあります。

その他のキューブ情報

6面のそれぞれの色がさらにナナメの線で2色に分かれていたキューブ(商品名ザ・キューブ)というのも存在しました(ツクダオリジナルではありませんでした)。
2×2×2の立方体のジョイント部分をルービックキューブ偶数系の様な方式ではなく、ただの磁石によって接着していて、面に描いてある模様に付いているNとかSとかの記号を各立方体の間でちゃんと揃える、というタイプのキューブもありました。(これは玩具屋店頭ではいじりましたが、持っていませんでした)。ツクダの製品ではありません。

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6×6×6のキューブがドイツの会社で試作され、それを日本のパズルの第一人者の芦ヶ原伸之さんがサンプルとともに日本での販売を検討依頼されたものの名刺を無くしてしまい、以来幻となってしまった、との記事が数年前のQuorkの連載にありましたが、その掲載の号の日付は「4月1日」……フェイクだったのです。芦ヶ原さんのスタジオで撮影に使った残骸を見せてもらいました。記事では分解したコマをうまく利用して面を回転させている途中の絵を作っていましたが、上の写真は単にノーマルキューブを8個並べただけです。次の9×9×9は明らかにおかしいですね(笑) 27個もルービックキューブを持っていないので、Photoshop で合成しました。

[9x9x9:Progressive-JPEG:240x180pixels]


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